【徹底解説】外向的感覚とは何か?心理機能Seをわかりやすく詳しく解説します。

みなさん。
心理機能というものはご存知でしょうか?

心理機能を簡単に言うと、人間の情報処理の仕方です。

全部で8つあります。
人間の成長には、この8つの心理機能をバランス良く成長させていくことが欠かせません。

今回は、8つの心理機能の1つ、内向的感覚Seをご紹介しましょう。

書籍の知識や私の経験をわかりやすくまとめました。

外向的直観を使うことが多いタイプ(ESFP、ESTP、ISFP、ISTP)が、どのように普段考えているのかを詳しく知ることができます。

皆さんの外向的感覚が少しでも成長して、良いふうに使われることを願っています。

目次

外向的感覚(心理機能Se)とは、鋭い五感で新奇を楽しむ能力

外向的感覚(Se)は、外界の五感的な情報に敏感に反応し、新しい体験を積極的に楽しむ能力です。五感で周囲の環境を詳細にスキャンし、新しい経験や物理的な世界との関わりを求めます。

たとえば、新しいレストランに行くと、料理の味はもちろん、盛り付けの美しさ、店内の雰囲気、BGMまで、すべての感覚的な要素に敏感に反応する傾向があります。

その他特徴は下記です。

  • 五感が鋭敏
  • 細部への鋭い観察力
  • 新しい五感的体験への幅広い好奇心
  • 高いレベルの刺激や特定の種類の刺激を必要とする
  • 感覚的な新しい要素を見つけようとする
  • 五感的な喜びの追求
  • 感覚的・物理的な喜びを探求して楽しむことに充実感を感じる
  • 常に外部環境を鋭い五感でスキャン
  • 観察可能・具体的事柄に焦点を当てる
  • 新しい景色・味・経験を好む
  • 周囲への観察を楽しむ
  • 幅広く情報を集めて機会の多様性・新規性を最大化
  • 他タイプが見過ごしな細かい気遣いに感謝する
  • 実践的なアプローチと学習スタイル
  • ハンズオン的学習(実際に操作・実践を行いながら学ぶ)
  • 外部環境への詳細に即時的な反応
  • 物理的に世界と関わる(スポーツやアウトドアを楽しむ)
  • 身体的な知能が高い
  • 知覚から行動へとシームレスに移行
  • 自然体でパフォーマンス
  • 外観や流行への高い関心
  • ルッキズム(外見への敏感さ)
  • 流行(他人が何しているか、何を着ているか)を気にする
  • 流行をすぐ取り入れる
  • 新しいものを次々と取りいれる
  • 外見・所有物のスタイリングに時間を使う

【メリット】外向的感覚(心理機能Se)の使い方

五感を通じた充実感:なにも考えずに楽しめる能力

新しい景色を見たり、初めての味を楽しんだりすることに喜びを感じます。この感覚的な楽しみは人生を豊かにします。エネルギーがチャージされるような感覚があります。

高いコミュニケーション能力:相手への鋭い観察により気遣いができる

周囲の細かい変化や詳細を敏感に察知します。相手の表情や仕草など、非言語的な情報を読み解くことで、円滑なコミュニケーションができます。たとえば、友人が新しい服を着ていることや部屋の模様替えにすぐ気づき、伝えてあげると友人も喜んでくれるでしょう。

また、他の人が見過ごしがちな細かい気遣いを見つけて感謝する能力があります。他人へ感謝することができると、コミュニケーションを楽しむことができます。

ハンズオン的学習:実際にやってみて学習する能力

外向的感覚(Se)は理論よりも実践を重視します。例えば、新しいガジェットを試す際、説明書を読むよりも実際に操作して覚える傾向があります。強い現実感覚をもっているため、「まずやってみよう!」という精神で、なんでもすぐできるようになる人が多いです。 地に足つけて能力を高めていくタイプです。

また、外向的感覚(Se)は知覚した情報から瞬時に行動に移せるため、素早く対応できる力があります。適応能力が半端ないです。スポーツが得意だったり、緊急時に適切な対処ができる人が多いです。

【デメリット】外向的感覚(心理機能Se)が過剰に育つと

刺激への過剰な依存

新しい刺激を求め続けるあまり、飽きやすくなることがあります。日常の単調さに退屈を感じやすい傾向があります。何かに強く依存するような幸せは、短期的には楽しいかもしれませんが、長期的に続かないことも多いです。たまにはゆったりとした日常を楽しんでみても良いかもしれません。

長期的な視野の欠如

表面的な判断をしてしまい、長期的な視点が欠けていることも多いです。例えば、その場が楽しければいいと思って、お金を使いすぎてしまうことも多いかもしれません。自分の価値観と向き合ったり、「自分は将来どんなふうになりたいのか」などを考えて計画的に行動してみることも大切です。

ルッキズムへの敏感さ

外見や流行に敏感すぎると、見た目に固執してしまうこともあります。内外見を磨くことだけに時間などを費やしてしまい、内面的な人間性があまり成長しにくいかもしれません。外見も重要ですが、内面も成長させるために、内省したり、読書などしてもいいかもしれません。

【鍛え方】外向的感覚(Se)の育て方

五感を研ぎ澄ませる:自然との対話をしよう

自然のなかで五感を解放して癒やされてみましょう。たとえば、散歩中に見える景色、聞こえる音、感じる風などに意識を集中させるマインドフルネスの実践が効果的です。また、スケッチなどを趣味にすると、視覚的な細部への観察力が鍛えられます。音楽演奏を趣味にすると、聴覚的な細部への注意力が鍛えられます。

この五感を意識して使うポイントとして、周りの木々や鳥などの自然を自分の身体の一部として捉えてイメージすることが大切です。違う言い方をすれば、自分の身体を木々などへ拡張して、内向的感覚(Si)を発動させるとも言います。まさに自然との対話です。

五感的新奇を追求:新しい体験に積極的になろう

新しいレストランを試したり、新しい趣味に挑戦することで感覚的な刺激を意識的に増やしましょう。どんな味がしたかとかに五感を研ぎ澄ませて、食レポ日記などをつけてみるとおもしろいかもしれません。

感覚で遊ぼう:日常生活で運動やスポーツを楽しむ

ヨガやダンスなど、体を動かして感覚をフル活用するアクティビティも外向的感覚を高める助けになります。なにも考えず身体感覚に集中するようなスポーツやアウトドアがおすすめです。

【注意点】外向的感覚(心理機能Se)で気をつけること

依存は危険:穏やかな日常も楽しもう

強い刺激ばかり求めていると、日常生活や仕事がうまく送れないこともあります。常に新しい経験を追い求めるのではなく、今ある環境の中での満足感を見つけることも大切です。自己理解に時間を使って、日記を書いて深い思考をしてみるのもいいでしょう。刺激体験と休息のバランスが大切です。

長期的な視野:短期的快楽の奴隷になるな

目の前の快楽しか楽しめない身体になってしまうと、金銭面や恋愛などで苦労します。未来の目標や計画を持つことが重要です。たまには日記を書いたり、ぼんやりと一人で過ごしてみましょう。内省に時間を使い、自分への理解を深めることも大切です。

アイデンティティの喪失:流行に流されすぎてしまう

外見ばかりを気にしてしまい、自分の内面的な成長が疎かになる傾向があります。外見は大切ですが、内省するような時間をつくってもよいでしょう。

また、外見だけを評価基準として使われないように注意が必要です。いろんな評価基準があるので、ほかの評価基準でも他人を見てあげて、尊重してあげましょう。

まとめ

外向的感覚(Se)は、外部の世界で五感を研ぎ澄まし、新しい感覚刺激を探求する心理機能です。この特性を活かして、実践的な能力を高めることができます。ただし、内向的直観(Ni)などとバランスを取りながら、自分自身の長期的な成長や内面的な満足感にも目を向けることが重要です。

ではまた。

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