【徹底解説】外向的直観とは何か?心理機能Neをわかりやすく詳しく解説します。

みなさん。
心理機能というものはご存知でしょうか?

心理機能を簡単に言うと、人間の情報処理の仕方です。

全部で8つあります。
人間の成長には、この8つの心理機能をバランス良く成長させていくことが欠かせません。

今回は、8つの心理機能の1つ、外向的直観Neをご紹介しましょう。

書籍の知識や私の経験をわかりやすくまとめました。

外向的直観を使うことが多いタイプ(ENTP、ENFP、INTP、INFP)が、どのように普段考えているのかを詳しく知ることができます。

皆さんの外向的直観が少しでも成長して、良いふうに使われることを願っています。

目次

外向的直観(心理機能Ne)とは、知識をつなぎ合わせて共通点を見つける能力

外向的直観(Ne)は、アイディアや可能性を探求し、様々な知識をつなぎ合わせて関連性やパターンを見つける能力です。新しいつながりを発見すると興奮して喜びます。内向的直観(Ni)と比較して、発散的であり他者からも理解されやすいです。また、好奇心旺盛でオープンなマインドを持つため、幅広い視点を取り入れて、世界を多角的に見ます。ユーモアのあるおもしろい発言が多いなど、新しいものを創ることが大好きな遊び心のある心理機能です。

例えば、読書や執筆、会話、旅行などの外部からの刺激を受けて発動します。外部刺激が自分の深い経験(内向的感覚Si)とつながって、アイディアや関連性を見つけ出します

その他特徴は下記です。

  • 抽象的や理論的や形而上的に関心(内向的直観Niと同様)
  • アイディアや関連性や可能性を幅広く探求・統合・表現
  • すべての可能性を探求したい
  • 全体的で網目状の関連性やパターンを見つける
  • つながりや関連性を見つけるのが得意
  • すべてのものに関連性を見つけようとする
  • 新しい関連性を見つけると興奮
  • すべてがつながっているという感覚(共時性)
  • 読書や執筆、会話などの外部刺激によって、アイディアが見つかる
  • 発散的思考(声に出してブレーンストーミングなど)
  • 独創性、異なるアイディアに跳ぶ
  • 衝動的
  • ランダム、気が散りやすい
  • 話がまとまりに欠けている
  • 集中力や生産性に欠けることもある
  • 決断力に欠ける(結論出したり意思決定するのが困難な場合も)
  • 革新的、芸術的、概念的な創造性
  • 内向的直観(Ni)よりも他人が理解しやすい
  • 心を開きやすい(受容的・オープンマインド)
  • 強いオープン性により幅広い視点を持つ
  • 世界を多様な視点から見る
  • スピリチュアルに寛容的
  • 柔軟性あり
  • 好奇心旺盛
  • 遊び心(ユーモアのある発言)
  • 内的な知識(内向的感覚Si)に基づいて多様なストーリーを創案
  • 外部のアイディアや理論から刺激を受けて新しい関連性を見出す
  • 情報を水平的・全体的・ウェブ的に捉える
  • 明確な定義よりも対比や比較や比喩で表現
  • 自由を好む
  • 探求のプロセスを重視
  • 自然やオーガニックを好む
  • ヨガ・瞑想などの心身の実践に興味
  • 手作りや再利用を好む
  • 目線を横に動かしながら情報を探すように周囲を観察(新しい可能性や関連性を追求しているため)

【メリット】外向的直観(心理機能Ne)の使い方

外向的直観は、関連性を見つけてアイディアを出すのが得意です。また、好奇心旺盛で、知的探求が好きで、遊び心があります。魅力的な心理機能です。

コミュニケーション能力:ユーモアある話やわかりやすい説明が得意

ユーモアのある独創的な表現で、周囲の人を魅了することができます。冗談が好きな面白い人が多いです。他人と話すときに、アイディアをポンポンと思いつくようなコミュニケーションが好きだからですね。この発散的思考は、ブレーンストーミングに役立ちます。また、説明するとき、わかりやすい例え話などの比喩表現が得意なことから、プレゼンテーションの能力が高いです。

多角的視点:今までにない問題解決方法を見つける

アイディアや可能性を探求して、多様なストーリーをつくります。そのため、新しい事業や問題解決方法を生み出すことが得意です。何か問題が発生した場合、「今までのやり方」ではなく、もっと柔軟で独創的な方法を提案することが大好きです。異なる分野のアイデアの組み合わせて、新しい視点からの問題の再定義したり、従来にない解決策の発見などのクリエイティブワークに興奮します。例えば、外部からの刺激や他人の発言をきっかけとして、アイディアを出したり、企画立案やプロジェクト提案、アート作品の制作過程に興奮します。

好奇心と柔軟性:横断的に学び、新しい関連性を発見

「知らないこと」を探求するのが好きで、どんな新しいアイディアにもオープンです。知的好奇心が強く、異なる分野の知識を結びつけ、深い理解へと繋げることが得意です。例えば、ある科学技術のアイディアを文学やアートに応用するなど、異なる分野をつなげることが得意です。広く多角的な視点、変化への適応力、新しい経験への開放性、柔軟な思考があるからですね。変化に対応し、新しいことに挑戦する能力があります。

【デメリット】外向的直観(Ne)が過剰になりすぎると、地に足つかない

外向的直観は、概念的・空想的・発散的な心理機能です。そのため、地に足ついたことをできない可能性もあります。集中力がなかったり、計画性や実行能力がなかったりするためです。

集中力の欠如:計画性・実行力が弱い

多くの可能性に目を向けすぎて、気が散りやすいため、1つのことに集中するのが難しい場合があります(話が脱線しやすい人も)。そのため、最後までやりとげることができなかったり、詳細なミスなど多いです。また、計画性・実行力が弱かったりします。空想の世界ばかりにいても、現実的な問題に対応できないです。人生を変えるには、現実世界を変えることが大切です。現実を変えるには、計画性と実行力を育てていきましょう。

決断力の弱さ:何かを得ようと思えば、何かを捨てる必要がある

「すべての可能性を探りたい」という気持ちが強すぎて、どの方向に進むべきか迷うことがあります。あまりにも多くの選択肢があるため、優先順位をつけて決断するのが難しいことがあります。決断とは、決めて断つことです。なにかを得ようと思えば、なにかを捨てる必要があるのです。

【鍛え方】外向的直観(心理機能Ne)の育て方

Neをもっと効果的に活用するために、以下の方法を試してみましょう。

ジャーナリング:思いついたことはすぐメモしよう

思いついたアイディアを書き留める習慣をつけましょう。書き留めると思考が整理されて、頭がスッキリする感覚があります。散歩中や電車に乗っているときなど、アイディアを思いつくことありますよね。そしたら、スマホやメモ帳に書き込みましょう。文字にすることで、忘れないようにしたり、自分の思考を外部から可視化できるので、より思考整理ができます

読書:いろんな分野の知識を学び、世界を多視点で見よう

いろんな分野の本を読んだり、いろんな人と会話することで新しい知識を得れます。知識が蓄積してくると、共通点やパターンを発見できます発見をメモなどして書き留めて、思考整理しておくと、いざというときに役立つことも多いです。また、知識量が増えてくると、より面白い発見も増えてきます。知識などの無形資産は、生涯楽しめます。

創作活動:思いついたらすぐ実行!つくることを楽しもう!

自分のアイディアを衝動的に実行して楽しむことで、自分の空想と現実がつながるような感覚を育ててみましょう。空想と現実をつなげる感覚を育てることで、実行可能なアイディアが浮かびやすくなり、なにかつくる楽しさを身体が覚えてきます。例えば、ブログ記事執筆、イラスト制作、ラジオ収録、動画制作、プログラミングなどがおすすめです。頭の中に浮かぶアイディアを文字や音声、イラスト図式や動画にして整理することで、Neの発散的な特性を生かしながらも構造的に捉えることができます。つくるのは何でも良いですが、思いついたらすぐ実行できるものがオススメです。

【注意点】外向的直観(心理機能Ne)で気をつけること

Neを活用する際に気をつけたい点もあります。

【バランス感覚】アイデア出しと実行の両輪で回す

外向的直観は、アイディアを出す能力です。しかし、そのアイディアが机上の空論で終わってしまっては、問題を解決するなど現実を変えることは難しいです。そこで、アイディアを出したあとは、衝動的に実行してそのアイディアを検証することが大切です。そこから得られたフィードバックは、とても大切な情報であり、アイディアが実際にどのようにして地に足つくかを教えてくれます。だから、アイディアと実行は2つで1セットなのです。イメージとしては、選択肢をアイディアで発散させて、実行と検証で収束させていく感じです。

【実行能力】実行が苦手な人は、まず衝動的に動け

実行能力を鍛える上で重要なことは、計画能力(優先順位をつけること、タスクを徹底的に管理すること、期限をつくること)と言われています。しかし、外向的直観(Ne)が得意な人は、とてもこれらが苦手です。特にタスクと認識すると。「〇〇すべき」というマインドになってしまい、義務感になって楽しくなくなります。だから、最初は衝動的に実行することを意識してみましょう。衝動性は外向的直観(Ne)の得意とするところです。思いついたらすぐ実行です。衝動性に身を任せてみると、実行から学ぶことが当たり前になってきて、実行能力が鍛えられ上げてくるのを実感するでしょう。そして、実行していく楽しみがわかってきたら、効率性を上げるために計画能力も次第に伸びていくでしょう。

まとめ

 外向的直観(Ne)は、アイディアを幅広く探求し、関連性や可能性を見つける力です。この心理機能を活用すれば、創造性や柔軟性を発揮できます。しかし、現実の成果につなげるには、集中力や決断力・計画性・実行能力が必要です。外向的直観(Ne)はとても楽しい心理機能ですので、現実世界で応用できるように、育ててみましょう。

では、また。

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