【生きやすくなる!他人軸のうまい使い方】うざい他人軸をやめて、他人軸のメリットを活かそう!

みなさん、こんな悩みはありませんか?

  • 人と仲良く楽しく生きたいが、自分の本心を犠牲にしてしまい、関係が長続きしない。
  • 相手にどう思われるか・相手に受け入れられるかどうか、を気にしてしまい生きづらい。
  • 仕事をするが、自己満足のような仕事をしていまい、要領を得た仕事ができない。

これらは、他人軸・相手目線をうまく使えていないことから発生する悩みです。他人軸・相手目線が皆無だったり、過剰だったりすると生きづらいです。

私も以前は、「相手に何かしてあげるべき」と義務感に駆られて、生きづらい時期がありました。しかし、色々考える中で、「他人軸・相手目線のうまい使い方」がわかってきました。

この記事では、他人軸・相手目線のうまい使い方を解説し、人間関係・仕事での生きづらさを解決します。

この記事を読むと、自分らしく生きれながら、他人と楽しくうまくやっていく方法がわかります。何か生きづらさを感じている人・今よりも楽しく充実したい人はぜひ読んでみてください。

目次

【原則】人は、自分の都合がよくなるように生きている

引用:Vinland Saga

人は原則として、自分の都合がよくなるように、見て聞いて感じて考えています。

自分の行動の動機を振り返ってみてください。自分の都合の良いように考えたり発言行動してきませんでしたか?

例えば、思いやりを動機として行動していたとしても、それは自分が社会的欲求・他者貢献欲・愛を感じたい、あるいは自分がいい人と感じたいからと言えるのではないでしょうか。

ですから、人間は自分の都合がよくなるように生きているのです。

うざい他人軸から脱出しよう!

引用:Vinland Saga

「他人軸で生きる」

この言葉は、あまり良い印象を与えないイメージがありますよね。理由は、他人のことを優先してしまい、他人から搾取されたりして、自分らしく生きれず、生きづらさを感じているからです。

これにより「他人軸」自体が良くないと思ってしまうかもしれません。

しかし、他人軸は使い方次第で、自分らしく生きることを助けてくれるのです。

【他人軸・相手目線の使い方】他人軸・相手目線は自分の都合を良くする道具にすぎない

引用:Vinland Saga

他人軸のうまい使い方を一言で言うと、「自分の都合が良くなるように使う」です。

自分の都合が良くなるとは、自分の報酬をふやすことです。自分の報酬を増やすために、他人軸を使うのです。

自分の都合を良くするとは、自分の報酬の種類を増やすこと

報酬には、大きく分けて二種類あります。外的報酬と内的報酬です。

さらにそれぞれ他者の心を媒介するものと、他者の心を媒介しないものに分けられます。報酬は、全部で4種類ですね。

①外的報酬

外的報酬とは、外から与えられる報酬です。

さらに外的報酬には、他者の心を媒介しないものと、他者の心を媒介するものの二種類に分けられます。

「他者の心を媒介しない外的報酬」
例えば、金銭、富、信用が上がる、社会的地位(ヒエラルキー)が上がるなど。

「他者の心を媒介する外的報酬」
例えば、社会的欲求、信頼関係が強まる、承認欲求、モテるなど。

②内的報酬

内的報酬とは、自分が自分に与える報酬です。

内的報酬も、他者の心を媒介しないものと、他者の心を媒介するものの二種類に分けれます。

「他者の心を媒介しない内的報酬」
例えば、好奇心、創作欲、アイディアを形にしたい欲、自分の成長欲、自己肯定欲(俺サイコーと思う)、自分で作った目標の達成欲など。

「他者の心を媒介する内的報酬」
例えば、社会的欲求、他者貢献欲、愛など。

どの種類の報酬を大切にするかは、人により違います。

しかし、何か1つの行動をする時、多種類の報酬があればあるほど、その行動への動機や満足感はより強いものとなり、より自分の都合よく生きれて、何事も楽しめるようになるでしょう。

他人軸・相手目線は、「他者の心を媒介する報酬」を得るための道具

さて、自分の報酬を増やすために、どのように他人軸・相手目線を使うかという話に戻りましょう。

結論をいうと、他人軸・相手目線は、「他者の心を媒介する報酬」を得るために使います。

他人軸・相手目線で世界を見ることができると、相手の欲しいものがわかり、相手の心に刺さるものがわかります。よって、相手に価値を与えることができ、「他者の心を媒介する報酬」を得ることができます。

INTPロボ

相手に価値を与えることが、なぜ自分にとっての「他者の心を媒介する報酬」を得ることに繋がるの?

INTP兄さん

人間は社会的な生き物だからだよ。下記で例をあげた見よう。

例えば、友達の誕生日プレゼントをあげます。

相手にあまり興味ないものをあげた場合、相手はあまり喜んでくれないでしょう。報酬は、自己肯定欲(プレゼントをあげている自分に酔っている感、自己満足の他者貢献欲)です。

一方、相手に本当に欲しいものをあげた場合、相手は心から喜んで笑顔を見せてくれるでしょう。報酬は、上記の報酬に加えて、相手と信頼関係を構築できたり、社会的欲求(仲良くなる)、他者貢献欲が満たされることでしょう。こちらのほうが報酬の種類が多く、自分にとって都合がよいですね。

つまり、自分の報酬をより増やすため(自分の都合をより良くするため)には、相手の欲しいものを見抜く必要があります。相手の欲しいものを見抜くために、他人軸・相手目線で世界を見ることを道具として使うのです。

報酬の安定化には、「他者の心を媒介しない内的報酬」をメインとする

引用:Vinland Saga

自分の中で報酬を安定させることは、自分のメンタルを安定させて、毎日楽しく生きる土台を作ります。

上記4種類の報酬のうち、報酬が最も安定しているのは、「他者の心を媒介としない内的報酬」です。自分でコントロールできる範囲が最も広いからです。

自分でコントロールできる範囲は、外的報酬よりも内的報酬のほうが広いです。他人から与えられるもの(外的報酬)は不確実であり、自分で作って自分で与える(内的報酬)のほうが安定しています。

また、自分でコントロールできる範囲は、「他者の心を媒介するもの」より「他者の心を媒介しないもの(全て自己完結するもの)のほうが広いです。こちらも、「他者の心を媒介しないもの」のほうが自分のコントロールが効くからです。。

よって、毎日楽しく生きるには、「他者の心を媒介としない内的報酬」をメインとして生きることをおすすめします。

INTPロボ

他者は、自分でコントロールできない報酬の範囲なの?まわりに優しくしていたら、自分も優しくされるのでは??

INTP兄さん

社会に出ると、理不尽な他者がたくさんいる。理不尽な他者から身を守るためには、報酬を他者に期待せず、基本的に報酬は自給自足するしかないんだ。例をあげて説明しよう。

①「他者の心を媒介とする報酬をメインとした場合」

あなたは旅行に行きました。Aくんにお土産の人形を買いました。「きっとAくんは喜んでくれるだろう♡」と思い、思いやりの心(他者の心を媒介とする報酬)でAくんにお土産の人形を渡しました。

しかし、Aくんから「こんな人形なんていらないよ、俺がこんなもの喜ぶと思ったか?頭悪いね。センスないわー。」と言われてしまいました。

あなたはとても落ち込んでしまいました。友達が喜ぶと思ってやってあげたのに、人格否定に近いことをされてしまいました。

あなたは、自分が悪かったのかと思いました。相手の欲しいお土産を選べなかった自分を責めてしまい、心が病んでしまいました。。。

②「他者の心を媒介としない内的報酬をメインとした場合」

あなたは旅行に行きました。Aくんにお土産の人形を買いました。「Aくんにこの人形をあげて、どんな反応するか実験してみよう!喜んでも喜ばなくてもどっちでもいいや。わくわく♡」と思い、Aくんの反応を見たいという好奇心(他者の心を媒介としない内的報酬)がありました。

そして、「このお土産を上げることでAくんに返報性の原理(Aくんが自分にお返しをしなければという義務が働く原理)が働いて、今後なにか自分の欲しいものをくれるかもしれない。投資だ!」(他者の心を媒介としない外的報酬)というサブの報酬がありました。

Aくんにお土産の人形を渡しました。しかし、Aくんから「こんな人形なんていらないよ、俺がこんなもの喜ぶと思ったか?頭悪いね。センスないわー。」と言われてしまいました。

あなたは、「投資失敗した。あ、なるほど。Aくんにはウケがわるいんだ。なんでだろう、人形って置き場所に困るし、利用価値あまりないからなんだろうな。Aくんは、おそらく利用価値のあるものやったら喜ぶんやろうなー。そもそも、Aくんみたいなタイプとはあまり関わらないでおくほうがよいな。」と学びます。知らないことを知ることができて、あなたの好奇心や学習欲は満たされました。

①他者の心を媒介とする報酬では、報酬が得れるか得れないかは全て他者依存になってしまいます。自分のコントロール範囲外です。これをメインの報酬にしようということはとてもリスクの高いことです。

一方、②他者の心を媒介としない内的報酬では、報酬を得れるかは自分次第です。自分のコントロール範囲内です。これをメインの報酬にすれば、報酬が安定化して、生きやすくなります。

おまけ報酬をゲットするために、他人軸・相手目線を道具として使う。

私のオススメは、「他者の心を媒介としない内的報酬」をメイン報酬として設定して、「他人の心を媒介する報酬」と「他者の心を媒介しない外的報酬」を副産物の報酬(別になくてもよい報酬)と考えることです。

そうすれば、副産物の報酬がなくても、落ち込むことはないでしょう。

「他人の心を媒介する報酬」と「他者の心を媒介しない外的報酬」は、ただのおまけです。

このおまけ報酬をゲットするために、他人軸・相手目線を道具として使うのです。

他人軸・相手目線で世界をみるメリット:自分の都合がいいように生きれる能力アップ

引用:Vinland Saga

他人軸で世界を見るメリットを一言でいうと、

自分の都合がいいように生きれる能力がアップする」です。

メリット①人から好かれる・モテる・味方が増える

他人軸・相手目線で世界を見てみると、他人の欲しいものがわかります。

他人の欲しいものを与えると、他人と信頼関係が構築されて、他人から好かれます。なぜなら、他人から見て、自分は価値があると思うからです。

人間は、自分の都合がいいように生きているため、価値があるものに引き寄せられます。

だから、自分が他人の欲しいものを与えると、他人は好意を寄せてきます。それによって、自分の社会的欲求などがみたされるというメリットがあります。

メリット②要領を得た仕事ができる

仕事とは、他人に付加価値を与えることです。言い換えると、他人の欲しいものを与えることです。仕事でいう他人とは、お客さん・社内の人・取引先の人がいますね。

他人の欲しいものを見つけるには、必ず他人軸・相手目線が必要になります。なぜなら、自分が欲しいものを与えても、他人が欲しいとは限らないからです。

他人軸・相手目線で世界を見てみると、他人の欲しいもの言葉がわかり、的を射た仕事(相手に刺さる仕事)ができるようになるのです。

メリット③自分の意見が通りやすくなる、わがままを通せる。

なにか提案する時、いきなり提案者の都合で提案されても拒否反応を示す人は多いと思います。これは相手にとってメリットが見えないからです。そこで、提案の方法・見せ方を他人の都合に合わせてあげるのです。

提案者の都合を明示せず(欲を明示せず)、相手のメリットを明示させてあげれば、相手は提案を真剣に聞いてくれたり、考えてくれるでしょう。

他人軸・相手目線で世界を見るコツ「他人に憑依して、他人の人生を追体験する」

引用:Vinland Saga

ここまで、他人軸・相手目線で世界をみるメリットや使い方を解説してきましたが、実際に他人軸・相手目線で世界をみる方法がわからなければ、意味がないです。

ここからは具体的なコツを解説します。

他人軸・相手目線で世界を見るコツとは、「他人に憑依して、他人の人生を追体験する」です。

他人に憑依するとは、相手の目で見て、相手の耳で聞き、相手の脳で感じて考えることです。肌感覚でいうと、相手の動きや表情を、自分で真似してみて感じることをいいます。

さらに、他人の人生を追体験するとは、相手の年齢や性別、仕事、趣味、友人関係、学校、家族関係、恋愛などを過去から現在、未来までの人生を追体験することです。つまり、他人になりきって世界を見ることです。

そうすると、他人も頑張って生きているという尊重が心に沸き起こってくることでしょう。これが、他者の心を媒介するということです

さて、これを報酬にするには、他者の心を媒介していることを他者にうまく伝える必要があります。

伝え方は、「他人軸七つ道具」を使います。相手へ理解感と肯定感、大切にしている感を与え、相手の信頼関係を構築し、相手の味方に近いことを示します

「他人軸七つ道具」
共感、褒め、気遣い、尊敬、感謝、心配、お世話

①共感
相手に理解感を与え、相手の味方に近いことを伝えます。

②褒め
相手に肯定感を与え、相手を興奮させます。

③気遣い
相手を理解し、尊重していることを言葉や行動で伝え、大切にしている感を与えます。

④尊敬
相手を理解・尊重して、肯定感を与え、相手を興奮させます。

⑤感謝
相手の存在や行動・気持ちを理解・尊重して、肯定感を与え、役に立ってる感を与えます。

⑥心配
相手の味方に近いことを伝えます。

⑦お世話
相手を理解し、大切にしている感を与えます。

他人軸七つ道具を使うことで、他人軸・相手目線で世界を見ることができます。

自分が価値提供しないと、世の中は歓迎してくれない

引用:Vinland Saga

最初に原則として、「人間は都合のいいように生きている」とお伝えしました。

自分が他者になんらかの価値を見出さないと自分は他者と仲良くしようとは思いませんよね。逆にいうと、他者は自分に何らかの価値を見出さないと他者は自分と仲良くしようとは思いません。

自分が素敵なあの人と仲良くなりたいと思っても、素敵なあの人にとって自分に価値がないと仲良くなれないということです。その人にとっての価値とは、その人次第です。尊敬されることだったり、自分の手駒になるかだったり、趣味の話ができるかだったり、社会的地位が上がるかだったり、愛想がよかったり、よく笑ってくれたり、面白い話ができたり、様々です。

言いたいことは、「みんな自分を磨いて、自分の価値を高めていこう!」ということです。そうすれば、自分にとって価値のある人と仲良くなることができるかも知れません。

ではまた。

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